古美術 水 谷 静 光 堂



六 古 窯ペ−ジ 1

六古窯 とは・・備前・信楽・瀬戸・常滑・丹波・越前焼のことです。



M−155  丹波焼   砧形  徳利   箱有   うぶ品

江戸時代初期   胴径-13.4cm  高さ-24.2cm

本品は江戸初期頃の丹波焼きで、当時流行った、鉄分を含んだ
化粧土を塗って仕上げる 赤ドベ となる。本品には赤い発色ない
が、自然釉が掛かっている。何よりの 見どころは、同時期に限り
稀に見かける 木葉を貼り付けて焼成している事である。口に小さ
な傷と、胴部に肉眼では見え難い焼成当初の小さなヒビがあり、
価格に反映したが、水漏れは全く無く、気になるものではない。先
代の丹波古陶館 館長の箱書き有り。

¥200.000
P−965 丹波焼   エヘン徳利 ( 反り口 )  箱有  うぶ品

江戸時代後期   胴径-15.2cm  高さ-25.0cm

本品は筒描きと言われる手法で、白釉を絞り出して 輪線と動乱
線を全面に施す。この手の丹波徳利を エヘン徳利と呼び、丹波
固有の物で、一見して判る。同手の物でも 本品のような 反り口
(ラッパ口) と 玉ぶち とが有り、前者の方が やや古く 姿も良い
ので評価も高い。傷等無く、状態良好。

¥95.000
P−707 丹波  赤ドベ釉   らっきょ徳利  箱有  うぶ品

江戸時代 初期  最大胴径-14.6cm  高さ-29.0cm

赤ドベ(土部)釉は丹波特有のもので、鉄分を多く含んだ黄土を
水漏れを防ぐ為に表面に塗ったのが始まりであるが、鮮烈に赤く
発色する物もあり、上釉として使われた。しかし良質の黄土が採
り尽され、後 鈍い発色の栗皮釉に移行するので、赤ドベ釉は概
ね江戸前期頃までとされる。本品は らっきょ徳利と言われ、江戸
初期とされるが、時代が下れば 姿にキレ(シマリ)がなくなり、鈍
作となる。又 同時代に 備前焼でも同様の徳利を造っている。表
面はほおずき色に発色し、正面には自然釉が掛かり出来栄えは
最高で申し分ない。傷や修理、剥落等無く、状態良好。 完品

¥550.000    ( 写真より実物の方が格段に良い )
X−506 白丹波 竹節徳利    うぶ品

江戸時代後期  直径−19.1cm 高さ-20cm

よく精制された こし土 で成形されており、出来栄え最高
となる。この手の物は、江戸後期の限られた期間に熟練
した少数の陶工による物で、後が続かず幕末以降になれ
ば鈍作となる。本品は最盛期の物で、薄造りで綺麗な白
土が化粧され、朝鮮の粉引きに劣らない味がある。丹波
焼きは、この時期に多くの名品が生まれるが、当初より
生産が少なく、現存は極めて少ない。一切の傷無く、状態
最高。

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